甲状腺腫瘍は変？（その６）

本日、術前検査。
胸部レントゲン、心電図、採血、採尿。
以上が約40分で終了。4280円なり。

甲状腺腫瘍は変？（その５）

　昨日、６月に手術することが決まった。

　癌研有明病院のホームページでは、甲状腺乳頭癌は、転移や浸潤が無い場合に限り、
１cm以下のものは手術しない方針とあったが、私の場合は１cmをやや越えているような
のでかんねんした。

　ただ、前回撮った患部のＣＴがあまり鮮明に撮れていなかったので、念のため次回もう
一度エコーをしてもらう事にした。

　また、前回の血液検査と細胞診の結果をパソコンからプリントアウトしてもらった。
　
　

甲状腺腫瘍は変？（その４）

　頚部のＣＴを撮影した。

　造影剤にはヨードをキレート化したものが入っており、体が熱くなる
が心配ないと言われた。腕から注入されたが１分もしないうちにその
感覚が生じた。まずノドがスウスウする感じで熱くなり、次は肛門が
熱くなった。それ以外の体の部分ではさほどハッキリした感覚は起き
なかった。厳密には「熱い」というのとは微妙に違うのだが他に適当な
日本語は見つからない。
　　この感覚はあまり持続せず、５分もしないうちに消えた。

甲状腺腫瘍は変？（その３）

　　本日、五段階評価の「５」、完全なる「悪性」と宣言されました。

　　そこで、大募集！ヒーリング、又は遠隔ヒーリングできる方、コメント欄に
ご連絡下さい。前々回の記事にアップした腫瘍の証拠写真があるので、ヒー
リングの効果の有無がある程度客観的に判定できると思います。
　　また、悪化させることが出来るという方の応募もお待ちしております。

　　あるいは、手術を受けた場合、成功、失敗、術後の経過などが予めリーデ
ィングできるという方もコメントに書き込んで頂けるとありがたいです。

甲状腺腫瘍は変？（その２）

　本日、紹介状を持って大学病院へ。耳鼻咽喉科を受診。

　エコーをやると、素人目にも分かる黒い部分が見えた。

　するとすぐに穿刺することになった。まさか今日穿刺まで
やるとは思わなかったので、たじろいだ。
　エコーの映像を見ながら、のどに注射針を突き刺すのだ。
エコーの映像で注射針が刺さっていき患部に到達する様子
がリアルタイムで見えている。これはけっこう気分が凹んだ。

　この時ちょっとした恐怖を感じながらも何か面白さも感じて
いた。後で気付いたがそれはアレだ。必殺シリーズで、レント
ゲン画面で首の骨をへし折るアレだ。

　痛みは普通の注射よりはずっと痛いが、我慢できないほど
ではない。にしても、麻酔もなしにのどを刺されるというのは
ビビル。
　良性か悪性かの結果は来週。仕事とか言ってる場合ではな
いかも知れないのだから必ず来るようにと言われた。

甲状腺腫瘍は変？（その１）

ＰＥＴ検査を受けた。結果は見事ヒット…か？

総合判定
「甲状腺左葉にＦＤＧの集積があり、甲状腺腫瘍が疑われます。
耳鼻科または外科を受診して確認のための診察・検査を受けて
ください。ご連絡いただければ所見の詳しい説明と受診のための
紹介状など手配いたします。」

　とのこと。診断画像のＣＤも頂いた。その画像は３枚。さて、これ
からの展開はどうなることか？

血中酸素飽和度測定器は変？

　　先日、ちよっとした事で子供を病院に連れて行った。
医者はすぐに携帯の１／３程の大きさのオモチャのような
ものを取り出して、子供の人差し指を洗濯ばさみのように
挟んだ。瞬時にデジタル表示された数値を見て、医者は
「大丈夫ですね。血中酸素は十分ですから。」とキッパリ。
　　「え？？？このハイテク、挟んだだけで何でそんな事
が分かるの？」
　この血中酸素飽和度測定器、２つの波長の光を使うら
しいが、具体的にはどんな理屈で測れるのか？
　
　どなたかご存知でしたら教えてくださいませ。

診断は変？

　　ささいなことで、子供の指にヒビが入った。
　　妻が病院へ連れて行き、添え木と包帯をしてもらい、二週間後、
今度は私が病院へ連れて行った。
　　今回撮ったレントゲン写真を前に医者が「ココね。」と指差す。
　　おー、確かに黒くハッキリとした線が写っている。

　　ところが医者の意外な言葉。「もう包帯とっていいよ。プールも
オッケー！」。
　　私は「えっ？まだこんなにハッキリ写ってるのに？」と聞き返す
と、医者は「大丈夫！もう病院こなくていいよ。ご苦労様。」。

　　　　　　「？？？？？？？？」

　　子供に聞くと、最初のレントゲン写真よりは、だいぶヒビは短く
なったのは事実だそうだ。それにしても素人目にもハッキリと見て
取れるヒビが写っているのに本当にオッケーかぁ？

　　やっぱり医学は科学じゃなくて経験だなと思った今日この頃。

タミフルは変？

　タミフルが出た時に皆さんは変だと思わなかっただろうか？
　　「Ｂ型よりＡ型に効く。」とか、
　　「発症してから２日以内に投与しないと効かない。」とか、
　やたら注文が多い気がした。

　もともとＡ型は数日で熱が急激に落ちて回復に向かう傾向が
あるという先生もいる。実際私も、タミフルの無かった時代に
何型かは分からないが、熱が急に下がって治った経験は何度と
なくある。

　つまりタミフルにつけられていた注文は、あたかもタミフル
が効いたように見えるよう、型やタイミングを指定したのでは
ないか？……………………ということだ。

　そこに来て、インフルエンザの型の簡易判別試薬が登場。
待合室で１０分も待てばＡ型かどうか判るようになり、Ａ型
なら迷わずタミフルね！ってな流れが出来た。

　インフルエンザはそれまで基本、対処療法しか無かったから、
何型かなんて判ったところで意味が無かった。つまり、………
判別試薬と治療薬。どちらか一方だけでは存在価値が無い。

　この２つ、同時期にちょっと都合の良すぎる登場ではなかった
だろうか？（厳密には同時期ではなかったかも知れないが。）

　医療業界というのは聖域ではない。何をおいても金儲けが優先
される他の業界となんら変わりの無いことは意識しておかなけれ
ばならない。だからといって、それをミノモンタの様に真っ向か
ら非難できるほど清廉潔白な人間もまた、この世に１人もいない
という事も心にとめておくべき事実だと思う。

セカンドオピニオンは変？

　身内が突然、癌で大学病院に入院し手術することになったので、セカンドオピニオン
を受けようと思い、ネットで検索してみた。
　するとたいていのサイトでは、「今はセカンドオピニオンは当然。」、「言ってみれば案
外すんなりと、先生は紹介状やレントゲン写真を渡してくれるものです。」などとあった。
そこで早速、看護士さんにそのことを切り出してみると、他所でセカンドオピニオンを受
けるのは一向に構わないし、必要なものも揃えるが、その時点で退院して頂きますとの
返答が帰ってきた。「それって、うちの病院が信じられないなら出てけって事？」
　この大学病院はセカンドオピニオン専門の部署まで新設しているのに自分のところの
患者には実質的にセカンドオピニオンは受けさせないつもりか？と、一気にこの病院に
対する不信感が芽生えた。
　しかし、医療関係者の親戚にその事を話すと、実は日本ではまだほとんどの大病院
では「セカンドオピニオン」＝「退院」なのだそうだ。

　やはり、自分の病院のレベルの低さや診断ミスを他に知られたくないからだろうか？
イヤ、確かに少しはそれもあるだろうが、おそらくもっと現実的な理由があるはずだ。
自分が医師や看護士など病院側の人間だったらどうだろう？きっとセカンドオピニオン
が入ると、仕事の流れがぐちゃぐちゃにされ、すこぶる効率が悪くなるに違いない。
大きな病院ほど、ベッドやオペ室の空きや、執刀医のスケジュール合わせが複雑で、
患者の病状が許す限り、病院側の都合のよいタイミングで手術してしまいたいハズ
である。医療といえども中で働いている人にとっては、毎日の仕事なのである。

　そう考えると日本人の気質からしてセカンドオピニオンはなかなか定着しないかも
知れない。