科学:世界は変だ:So-net blog
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AIは変? [科学]

先日NHKラジオで聴いたニュース。
AIは、スマートフォンのプッシュ
ボタン画面をタッチする指や爪の
音だけでどの数字をタッチしたの
かを当てる事が出来る事を静岡大
学が実験で明らかにしたという。
それも0~9の数字をたった100回
ずつ聞かせて学習させただけで。
この結果はスマホのセキュリティ
に警鐘を鳴らすものだと報じられ
た。
 しかしそれより何よりこれを聞い
て浮かんだのは「2001年宇宙の旅」
だ。宇宙船の全てを管理する人工知
能HAL 9000 に不審を抱いた乗組員
達が、HALに音声を聞かれない部屋
で、HALの電源を切るかどうかの相
談をしていたところ、HAL のレンズ
が彼らの唇を読んで自分の危機を知
り、乗組員を殺そうと考えるような
るという話だ。
 現時点でのAIは、まだヒトが学
習させているが、学習する事を学習
してしまったら、あっという間に人
間の知らない事や気付かない事も知
ってしまい、人間の知らぬ間に優位
性が逆転してしまうのは必至。
 スマホのセキュリティーなんか心
配してる場合じゃない。
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科学は変? [科学]

 かつて科学の進歩により「神」は死んだ。

 次に科学が殺すことになるのは「心」だ。

コツを公表しないのは変? [科学]

 小保方さん曰く、「STAP細胞を作るにはコツがあるんです。」。
それを聞いた人は誰もが思ったに違いない。「そのコツを書かなきゃ
ダメじゃないか論文に。」と。しかし事ここに至ってさえも彼女は
それを明かそうとはしない。なぜなのか?勿論はなからそんなものは
無いのだろうというのが大方の予想だろう。しかしあえてその可能性
を排除したなら、一体どんな事が考えられるだろう?
 そう思った時、ひらめいた!そのコツとは「モーツァルト」だと。
酸でストレスを与えた後、細胞にモーツァルトを聞かせリラックス
させるのだ。
 細胞にストレスを与えるアイディアをかたっぱしから試したという
彼女なら、その逆も試した可能性はある。実験室をあんな風に可愛く
してしまったキャラからもその発想は遠くない。しかもこれなら確か
に論文には書けまい。そしてここまで窮地に立たされても言える訳が
ない。言えばさらなる罵声を浴びるのは必至。

 さて、細胞の初期化にモーツァルトが効くかどうかはともかく、野
菜の栽培や牛の飼育、酒の醸造など、モーツァルトを実践していると
言う例はテレビなどで数多紹介されている。
 そのほとんどは人間側の気のせいではあるだろうが、一次生産者や
職人の感性は意外にあなどれない。時に常識に囚われた科学者より鋭
く真理の扉に気付く事がある。量子力学の生まれるきっかけとなった
温度と波長の関係も溶鉱炉の職人達が経験から発見したものだし。
 音楽が人の感情に影響を与えるという事はまぎれもない事実なのだ
から、その理由を脳レベル、細胞レベル、どこまで辿れるものなのか
は、もっと本格的に科学が取り組んでいいテーマだと思える。

再現性は変? [科学]



 STAP細胞論文疑惑。すぐにバレルような捏造を小保方さんが
なぜやったのかと考えると、少なくとも本人はその本質部分に
ついては心底信じていたのではないかと思った。過去に一度は
成功したかまたはそう思えた事があったのかも知れない。

 確信があるのに再現性が無い。これってアレに似てる。

 超能力も実験で確かめようとすると再現しない。
 
 再現性が無いという事は実用性が無いという事だけは確実に
言える。

 しかし、再現しない事は、実在しない事とイコールだろうか?

 宇宙の誕生も生命の誕生も再現できないが、宇宙も私たちも
こうして実在している。

 再現性は、科学において重要なものだが、絶対条件でもなけ
れば、必要条件でもない。

2013錯視は変? [科学]

 錯視、つまり目の錯覚はもちろん目ではなく脳がミスを犯すこと。
しかしそれは脳を軽蔑する事ではなく、むしろ尊敬すべき仕組みに
よる当然のそしてほんの些細な副産物に過ぎないという事を先日
知った。

 人間が得る情報の大半は視覚によっている。認識しなければい
けない世界は立体、つまり三次元であるのに対し、視覚から得ら
れるのは二次元の画像データでしかない。

 中学校の方程式の初歩で習ったはずだ。未知数がn個なら、解
を求める為には、式もn個なくてはならないと。
 それは数学の世界に限らず現実世界でも正しい。
 ザックリ言えば、二次元情報からは三次元を完璧には認識でき
ないはずなのだ。しかし私たちは生きている。動き回らなければな
らない。ロボットのように正確な解が出るまでは動けないというの
ではすぐに死んでしまう。
 そこで脳はなんと、計算から予想されうる解のうち、可能性が高
いと考えられるものを、私の表層意識に相談することなく勝手に採
用し、視覚情報として提供してくれるのだ。
 その思い切りの良さこそが、ロボットにはまねのできない事だし、
またロボットを我々の道具として使っている元時点では、そんな勝
手な判断をされては困るのだが。なにせ機械はミスらないというの
を前提に使用しているのだから。

 

カンニングは変? [科学]

 科学が現象を解明する手順は、
 その現象の起こる理由を考え、
 仮説をたて、
 仮説を式にして、
 実験を行い、
 実験値と式から求まる値が一致するかを見て仮説の真偽を確かめる
 というものだと思っていたが、別の手順もあった。

 現象を測定し、
 測定値と一致または近似する式を試行錯誤で作り、
 その式を見て現象が起こる理由を推理するという手順があるとのこと。

 これを科学者は「実験値のカンニング」と呼ぶのだとか。

 実に面白い。

基準は変? [科学]

 科学では世界で統一された「国際単位系(SI)」を使う。
m、kg、s、A、K、cd、molの7つがその基本単位。

 昔はそれらには物差しのような、実在する基準物体
を製作し、それを厳重に保管していた。

 しかし今は、普遍的、根源的物性から理論的に単位
を定義することにより、そういった物体を保管する必要
性を無くす方向で進んでいる。
 例えば、mは、1/299792458秒の間に真空中を光
が進む距離と定義されたことにより、それまで保管
されていたメートル原器と呼ばれる特殊合金の棒が
お払い箱となった。
 しかしこの定義には秒すなわちsの定義が必要だ。
sはセシウム133という原子が2つの状態を周期的に
行き来するのを検知することで得られるとされるが、
そもそもその周期性が正確なのかどうかはどうやって
知ることができるのだろうか?

不完全性定理は変? [科学]

  「世の中に絶対なんてないよ。」というフレーズを
聴いたり口にしたりした経験は誰にもあるはず。

でも、その時いつも思う。絶対はないなら、「絶対
はない。」という事自体も絶対じゃないことになる。
この発想は、天邪鬼な私に固有の屁理屈ではなか
った。
 
 これは「自己言及のパラドックス」と呼ばれ、ゲー
デルの「不完全性定理」の中に登場する概念だ。

 物理学の「不確定性原理」と混同しそうな名前だ
が、こちらは数学の定理で簡単に言うと「この世は
論理では全てを解明する事は出来ない。」つまり
「数学で記述する物理学では宇宙の全ては解明
出来ない。」というもの。

 これは、人間には宇宙の究極は解明できない
という事を数学自身が証明してしまったという衝
撃的にガッカリな定理だ。

 本当にムリなのだろうか?最初の「絶対はない」
というのを「絶対はある」と変えれば自己矛盾を
起こさず成立しはしまいか?また自己矛盾を持つ
事項についてだけは例外として許す。物理学で
お得意の特異点として扱うとか…。
 しかしそれはやはり美しくないとか、不完全で
真理ではない証拠だとかと物理学者は思うだろ
うなー。
    

タイムパラドクスは変? [科学]

 先日、自転車散歩でたまたま訪れた真如苑というお寺で、
敷地を案内してくれた男性信者から面白い話を聞いた。

    「未来が変わると過去も変わる。」

 これは一見バカバカしく思える。

過去と未来は互いに一方が変われば他方も変わると
言うのだ。

    「過去」と「未来」の関係には…

  「因果律」ではなく、「対称性」が成り立つという事な
  のか?

 ここで単純な疑問が湧く。「変わる」とはどういう事か?
過去が変わるというのは、既に起こった我々の知ってい
る過去があり、タイムマシンで「その」過去を変えるという
話は理解しやすいが、まだ知らない未来は、何を基準に
変わったと言えるだろうか?

  と、考えた時に以前にも似たケースを記事に書いたの
を思い出した。「速度」とは何を基準に測ったものか?
そしてどう測っても一定という「光速」とは何を意味するの
か?ということだ。

  「過去と未来の対称性」と「光速不変の法則」には、
 何か関係がありはしないだろうか? 


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