経済:世界は変だ:So-net blog
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お金は変? [経済]

 この大不況、円天騒動、政府紙幣案などで、確実にお金と
いうもののデタラメさ、インチキさが目に見えるようになって
きた。

 だが忘れてはならないのは、ちょっと残念だが、それが、
真面目に勤労しなくても良いという事の免罪符にはならない
という事だ。

 その上で、働く事が、イコールお金という名の紙切れを手
に入れる事ではないという新たな概念を創造する必要がある
はずだ。もちろんそこには薄っぺらい精神論や宗教感が入り
込んでもいけない。


政府紙幣は変? [経済]

 マジか!?

与党内で「政府紙幣」なんてものを発行する案が浮上してるらしい。

>政府紙幣は「麻生政権1万円券」などと印刷した紙幣を、政府が
>日銀券と同等の価値と保証。これにより増えた歳入を公共事業の
>財源などに回そうという発想だ。  (毎日jpより引用)

    「円天」と変わんないじゃんよー!

裸の王様は変? [経済]

 小学校の学芸会の演目で、「裸の王様」を観た。

 愚か者には見えない服と聞いて、見えるふりをし、
こぞって賞賛する大人たちのコッケイさ。

 素直に考えればインチキと判ることでも、皆が信じ
れば、それに乗り遅れまいとさらに多くの人がなだ
れ込む。

  …何かに似てるな。そう、株とか金とか石油とか。
ホントは実体の無いただの紙切れだったり数字だった
りなのに。

  そもそも通貨もか。

 実に示唆にとんだ寓話だなぁ。

続・世界経済は変? [経済]

 まとめて書いたことはないが、このブログでは今の世の中の
経済システムは単純におかしい事、そしてなぜ皆がそれに気付
かないのか不思議だという事を主張してきた。
 アメリカは変?
 世の中は変?
 リーマンショックは変?
 世界経済は変?
 粉飾決算は変?
 ホワイトバンドが変?
 価格は変?
 日本人は変?
 タイヤは変?
 銀行は変?

 株式というシステムは、お金持ちにお金が集まるように出来た
仕組みだという事は明白。すなわち世界に富の偏りを生むもの。

 また、株の取引は実体を伴わないインチキである事も明白。

 しかも株式システムにおいて、全ての企業が勝ち続ける、株価
が上がり続けることはありえない。すなわち、最初から多くの企
業が負け、倒産することが前提。そのうえ極論すれば、最後の数
社が勝ち残ったとしたらその時点で株式システムなんて破綻だ。

 必ず破綻することが分かっているねずみ講という商法が、法律
で禁じられているのだから、株式だって禁止されるべきではない
のか?と以前から思っている。

世界経済は変? [経済]

 落語に「花見酒」というのがある。文無しの2人組みが花見客を当て込んで
儲けようと酒樽1つ買い込む。現地まで担いでいく途中、片方が五銭玉をお前
に払うから一杯飲ませてくれと頼み飲んでしまう。見ていた相方もたまらず五
銭玉を払って一杯飲む。五銭玉が2人の間を行ったり来たり。現地に着く頃に
は酒樽は空っぽに。


 限られた資源を実体の無い貨幣で売り買いし消費していく資本主義経済。
ちょっと複雑で高尚にみせかけているだけで落語とどこが違うのだろう。なぜ
人はその事に気付かないのか?
 落語と違うのは、落ちが付いた時には笑えないということくらいか?

銀行は変? [経済]

 銀行は利益追求を目的とする世間一般の会社と同じであってはならない。
銀行がしなければいけない事は二つだけ。①預金者のお金を守る事。②融資
を必要とする事業者にお金を貸す事。
 利子を取るのは銀行が儲けるためではなく、預金者のお金を守るのにかかる
コストをまかなう為であるべきだ。
 そして預金者の意識も間違っている。お金を守ってもらうのだから、貯金につく
利息が少ないなどという不平は見当違いもはなはだしい。

 しかし現実は、銀行も預金者も私の考えとは全く逆である。なぜだろう?


価格は変? [経済]

 むやみな安さは悪だという話をした。しかし品物の真価は価格に反映されている とは限らないのが現状であるかぎり、消費者は価格とは別の購買基準を持つ必 要がある。そこで思いつくのがフードマイレージ。環境意識改革の流れの中で広ま りつつある概念で、その野菜や魚などが、産地から食卓までどれだけ長い旅をし てきたかを意識して買おうというものである。その距離が長ければ長いほどエネル ギーその他の無駄遣いになり環境にとって悪というわけだ。実に共感がもてる。 同じ椎茸ならたとえ百円高くても中国産ではなく地元のものをこれからは買おうと 思う。しかし、これを食品に限定する理由はない。アメリカでアメリカ人が、日本車 は性能が良くて低価格だけどアメリカだって自動車は生産してるんだからマイレー ジの小さい自国の車を買おうと言ったらそれも正解だ。そう考えると結局、各国が 可能な限り自給自足し、貿易などしない方が環境に良いということになり、さらに 進めると人間が経済活動を停止するのが、さらに人類そのものがない方が環境に 良いという結論になる。(ウルトラマンガイアのテーマみたい)この結論は間違いな く正しいのだけれど、そもそも環境を考える理由は、あくまで人間の為なのである から、この結論はいくら正しくても、本末転倒になってしまう。   なんで人間はこんなにも曖昧でジレンマにもがき苦しむポジションに存在してる んでしょうか?


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日本人は変? [経済]

 さて、中国人は悪?という話をしたが、それは私のひとつの結論としておいて おくとして、ひるがえって日本人は悪くないかと考えたとき、十分に悪であること がすぐにわかる。
 中国人が自国の国土を汚染してまでモノを作るのはなぜか?買う人がいるか らだ。それも安く安く買い叩く奴が。農作物でも工業製品でも「中国で作れば安 くできる!」という馬鹿げた常識が定着している。これは、貧乏人を安い賃金で こき使っているという単純な事実の結果だ。日本より安い賃金で働かせるという 事は、物価が安い事を言い分けにして、実は無意識にも中国人の人権を日本人 のそれより低く見ているということなのだ。相手を人として見ていれば、こき使わ れる側がどんな行動に出るかは容易に想像出来るはず。つらい労働が毎日続 けば、手を抜くために禁止されている農薬も使うだろうし、安く生産するには工場 に浄化施設など作らないだろう。それを見て見ぬふりをしたり、そっちの問題だと いって相手を責める事しかしてないのではないだろうか?
 もともと企業努力で下げられるコストなど微々たるもののはずなのに「中国で 作れば安くできる!」などという反則を使ってコストダウンに成功した気になって いる日本企業や商社が一体どれだけ…。そのうえ中国経済の上昇に伴う中国 での人件費の上昇に「次はインドで」などという話になっている。際限ない焼き畑 農業で環境を破壊し滅んだ古代文明となんら変わらぬ思考形態。日本企業や 商社もまた間違いなく悪だ。
  企業が悪なら消費者は?私自身は?考えてみれば、いままでスーパーで 中国産の野菜などを散々買ってきた。国内の農業を圧迫することも辞さずに。 なぜか?やっぱり安いからだ。つまり安いというのはこういう事だったのだ。 値段が高いというのは品質の高さを保証してはくれないが、安いということは 品質の悪さを保証してくれる。「安かろう悪かろう」という言葉は、「1+1」は3 にはならないというのと同じくらい正しい。日本では流通革命以来、「安さは正 義!」、「お客様のため!」という誤った認識が定着してしまったが、限度を超 した安さ以上の巨悪はない。


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