「地球が静止する日」は変? [映画]
感想は、まるでH・G・ウェルズのような古典的SF。なんのひ
ねりもない。
だいたい、「地球が静止する」という題名から、地球の自転が
止まるのかと思いきや全く関係なかった。
原題は「The Day the Earth Stood Still」。静止するではなく
立ち止まった?という訳の方がまだ正しいのだろうか?基本的
には昨今の環境意識の高まりに乗じただけの作品。
テーマはウルトラマンガイアと同じ。ガイアの方が設定的に
スマートだ。http://zanki.blog.so-net.ne.jp/2005-10-07
20世紀少年は変? [映画]
話にほとんど独創性がない。サリンをエボラに変えただけかな。
(ただし三部作の今回第一部に限って言えばだが。)
それでも十分面白かった。演出?監督?のおかげだろうか。ポニョより
はるかに観る価値有りだ。第二部の来年1月下旬が少し待ち遠しい。
感心したのは、子役が大人になった時の俳優とピッタリ、そっくりなところ。
特に佐野史郎が出た時には吹き出しそうになった。
それにしても俳優の中堅、大御所、お笑い芸人、局アナなど出演者が多
すぎ。贅沢。研ナオコは強烈でした。
ポニョは変? [映画]
それでも相変わらずジブリが好き、宮崎さんが好きという人は
後を絶たないだろう。ジブリなら何でもかんでも好きという人に
は違和感を覚える。この感じ、何かに似ている。そう、シャネラ
ーとかだ。
残念な事にアニメにも日本人特有のブランド好きが反映された
結果がジブリ人気なのだろう。ジブリが好きという人に限って旧
来のアニメファンではない。アニメは狭い意味ではオタク又はそ
の同類の物だ。一般人の物ではない。一般人に普及した結果が
ブランド化を招いたのは必然なのだろう。
確かに他のブランド品と同様にジブリ作品はどれも平均的には
クオリティーは高い。だからといって、どれも好きというのはおか
しな話なのだ。
インディー・ジョーンズは変? [映画]
戦闘力とさえいえるその秘密が明らかとなる。
従来のインディーは冒険活劇、奇伝、という感じだったが今回はSF
が混じり、結果的にはハリウッド映画というより、劇場版ポケモンのよ
うだった。
映画「めがね」は変? [映画]
この映画、いいんだか悪いんだか分からない。
ストーリは無い。現実味が無いと言えばないし、
あると言えばある。キャラの設定もまたしかり。
ただ、途方にくれる「小林聡美」を
キコキコ三輪自転車をこいで(救助に?)来る
「もたいまさこ」。明るいのに自転車のライト点
けて。しかも思いっきり通り過ぎてから停止して
「乗る?」って感じのシーン。
あれー何か似てる。そう!「トトロのねこバス」
みたいだ。もたいの顔が、ねこバスのにたにた笑い
を連想させる。
そう思うと、この映画の俳優はみんな、ジブリ
アニメのキャラを実写にしたようなタイプだ。
日本沈没は変? [映画]
どちらかと言えば観てよかったと言える。カタストロフィー映画というよりは、ラブストーリー
の色合いがやや勝っているという前評判を耳にしていたが、加えてクライマックスではかすかに
ヒーロー的な要素も出ていた。
テレビドラマ「グッドラック」より、柴咲コウは印象が良かったし、草薙クンはこれまで病弱な
感じの役どころのイメージがあったが今回はカッコいい役といっていいだろう。
過去の「日本沈没」は本編よりも、辛さ、やるせなさを感じさせるあのテーマ曲が強烈だった
が、今回音楽面は印象が薄くハズレだった感が強い。
CGは無い方がマシというくらい今時にしてはちゃちな場面もあったが、思わず怖くなるような
見事な場面もあった。
また、俳優陣に個性の強い人が多すぎたので、観客は感情移入のピントを合わせづらいの
ではないかと思う。
自衛隊、消防、海洋開発関係のホンモノ(多分)の装備や艦船が多数見る事ができたのは
価値があったかも。
蛇足だが、エキストラのような僧侶の役で、ガンダムの富野監督が出てたのを見た時には
思わずのけぞった。オフィシャルサイトで思い出したが、エヴァの庵野監督も確かに出ていた。
なんで?と思ったら監督が樋口さんでしたか。
続・ダヴィンチコードは変? [映画]
「トム・ハンクス」でシリアスにやるよりも、
ゴーストバスターズの「ビル・マーレイ」で、
も少しドタバタっぽくやった方が、作品として
はもっとまとまったものになったんじゃないか
と思います。
映画ダヴィンチコードは変? [映画]
ミーハーな私は、今日、映画の日なので1050円で、早速ダヴィンチコードを
観て来ました。当たり前の事ですが、長い原作を2時間半程度でやってしまう
無理さはありました。短時間にどんでん返しが多すぎた感は否めません。また、
一見唐突で安っぽい登場人物の回想シーンや設定が、やっぱり伏線だったと
いうのも演出上、短時間ゆえの無理から来たものと思います。もっともそれらは
原作の映画化にはいつもつきまとう事なので、本作には限らないですね。
本作に限る問題点は、やっぱりちょっと日本人には、という点です。すなわち
テンプル騎士団、シオン修道会、マグダラのマリアといったキーワードには、
普通の日本人には馴染みが無いので、予備知識が無いと、字幕を追っている
うちに何がなんだか分からなくなってしまうという事です。かといって、テレビで
関連番組を見てしまっていると、この作品の面白さの半分以上を失ってしまう
というジレンマがあります。
ゆえに、関連番組を見てしまった人は、DVDレンタルでも良いかも知れません。
ちなみに超個人的には、主役の女性はかなりいい感じでした。尚、ネタバレに
近いかも知れませんが、ルーブル美術館が協力したのはロケにとどまらなかった
というのが、本作で私が最も驚いた点でした。