素人量子力学=還元主義は変? [量子力学]
少し前まで科学は、目に見えるマクロなモノやコトをそれを
構成するより小さい要素の性質や法則から理解できるとし、事
実してきた。いわゆる還元主義だ。
しかし近年、光子や電子が古典物理学では考えられない振る
舞い、量子現象を示す事が明らかとなり、還元主義は完全に行
き詰った。
素粒子の実験などでも、観測対象と観測者は厳密には切り離
すことは出来ないといったことが問題になるなどし、ホーリズ
ム、つまり全てはつながっており完全には部分に分けることは
できないという、あまりにも当たり前過ぎる半ばあきらめの入
った考え方も常識化しつつあった。
しかし、量子論ではホーリズムが正しいとした上で、量子の
極微サイズでのみ有効と考えられていた性質や法則が、マクロ
な世界でも成り立ち機能すると考える学者が出てきた。
というのも量子現象が起こるミクロの世界と、起こらないマ
クロの世界の境界線はどこにあるのかという探索の結果、炭素
原子60個からなるバッキーボールのような巨大な単原子分子で
も量子現象を示すことが、知られたからだ。
量子現象とは無縁と思われていた私たちの日常も気付かない
だけで実は量子の世界の法則に支配されているかも知れない。
この考えは、「新」、いや「真」還元主義とも呼べるものか
も知れない。
構成するより小さい要素の性質や法則から理解できるとし、事
実してきた。いわゆる還元主義だ。
しかし近年、光子や電子が古典物理学では考えられない振る
舞い、量子現象を示す事が明らかとなり、還元主義は完全に行
き詰った。
素粒子の実験などでも、観測対象と観測者は厳密には切り離
すことは出来ないといったことが問題になるなどし、ホーリズ
ム、つまり全てはつながっており完全には部分に分けることは
できないという、あまりにも当たり前過ぎる半ばあきらめの入
った考え方も常識化しつつあった。
しかし、量子論ではホーリズムが正しいとした上で、量子の
極微サイズでのみ有効と考えられていた性質や法則が、マクロ
な世界でも成り立ち機能すると考える学者が出てきた。
というのも量子現象が起こるミクロの世界と、起こらないマ
クロの世界の境界線はどこにあるのかという探索の結果、炭素
原子60個からなるバッキーボールのような巨大な単原子分子で
も量子現象を示すことが、知られたからだ。
量子現象とは無縁と思われていた私たちの日常も気付かない
だけで実は量子の世界の法則に支配されているかも知れない。
この考えは、「新」、いや「真」還元主義とも呼べるものか
も知れない。
こんばんは~!ご無沙汰しました。
うわ~、難しいですね。niceだけにしておきます。
by ミモザ (2009-04-12 22:03)
ミモザさんお久しぶりです。
世界は、実は私たちの想像を超えたもっと
面白いものなのかも知れません。
by zanki (2009-04-13 21:36)
すべての科学の本質は還元主義だよ。「部分と全体」というのはかなり深いテーマだけど、そこでも違った角度から還元主義は適応される。科学の初学者は還元主義に対して必ず疑問を持つものだけど、今のところパラダイムとしては科学=還元主義 なんだよね。ただそれが成り立たない世界というのも想像上は可能であって、それがこの世界の真実だということもあり得るかもしれない。そういう議論は著名な科学者たちですらいろいろ考察し、いろいろな主張をしてたりする。ただ少なからずすべての事象はTOEが完成されれば、原理的にそれをもってして説明できるという立ち位置に立たなければ、前に進めないんだよね、現代科学は。
by lol again (2016-05-14 15:58)