ミームは変?(その2):世界は変だ:So-net blog
SSブログ

ミームは変?(その2) [生物]

 先日、企業のソーシャル化の特集をテレビで観た。世の中の
環境意識の高まりを契機に企業が、イメージ向上やCO2削減
義務のような目先の取り組みではなく、企業戦略として積極的
な行動に出ているという話だった。しかし、奇妙とも思える未
来志向がそこにあった。
 20年先の市場を作るために今は無償奉仕状態で砂漠の緑化
を進めているという。企業の生き残りをかけて先手先手を打つ
のは正しい。しかし先を見越したらキリがない。20年先って
…今、在職中の社員にはほとんど関係ないじゃん。ましてやこ
れを決定した役員なんて死んでるかも知れないのに。
 今いる社員が誰もいなくなった将来の会社の存続を考える。
もはや社員は細胞で、企業は1つの生物なのかも。
 企業を新たな生物の形体と見るアイディアは、実体を伴う分
ミームよりも現実的ではないだろうか?

 しかし「生物=生存機械論」の巻末に次のような文があった。

「少なくともわれわれには、単なる目先の利己的利益より、む
しろ長期的な利己的利益の方を促進させるくらいの知的能力は
ある。」

 このドーキンスの希望的観測は、事実かも知れない。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。