雑感:世界は変だ:So-net blog
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日本は変? [雑感]

 単位に関して言えば日本はもっとも科学的な国だ。

 物理学など科学における世界標準のMKSA単位系、すなわちメートル、
キログラム、セコンド、アンペアを普段から普通に使用しているからだ。

 それに比べて欧米はいぜんとしてフィートやガロンを日常的に使って
いる。日本でいうなら尺や貫をいまだに現代の単位として使っているよう
なものだ。

壺算は変? [雑感]

  落語に「壺算」というのがある。巧妙な話術で店主
をだまし、壺を半額で手に入れる話だ。この話の導入
部で、噺家によって違う箇所だが、ボケた登場人物の
セリフにこんなのがある。
 「倍は2つ分のことやから、二倍はその2つ分で…、
4つ分ということやな。」

 僕もこの手の日本語の不備で、算数につまづきかけ
たような記憶がある。

六次の隔たりは変? [雑感]

  「六次の隔たり」という概念がある。知り合いの知り合い、そのまた知り
合い…というのを6回繰り返せば、地球上のどんな僻地の人とでも繋がる
という仮説のようなもの。
  ずいぶん昔から言われていた事らしいが、最近facebookを使い始める
と、にわかに身近な概念に感じられる。ネットのなかった昔と違いfacebook
なら三次の隔たりくらいでことたりるのではないだろうか?

歳が変? [雑感]

 テレビを観ている私に妻曰く。「パパこのタレント自分より年上だと思って
るでしょ。私たちより全然下だよ。なんか勘違いしてるよね。自分が若いと
思ってるでしょ。」

 以前も書いたが、

http://zanki.blog.so-net.ne.jp/2011-05-25

どーも肉体年齢に精神年齢がついていってない。これ
はもはや「年齢同一性障害」と言えるかも…。
 

そば清は変? [雑感]

 毎週日曜朝6時にやっている「志の輔ラジオ 落語DEデート」
本日のゲストはダイエットレシピ本を出したのをうけてギャル曽根。
大食いフードファイターの彼女に合わせて選ばれた今日の落語は
僕も好きな「そば清」というお話。

 蕎麦の大食いで有名な清(せい)さんが、せいろ50枚を食べたら
5両払うという賭けを申し込まれ一度は逃げたものの、旅先ですご
い薬草を見つける。人間を丸飲みした大蛇がその草を舐めることで
瞬時に人間を消化したのを目撃したのだ。旅から戻った清さんは、
その薬草を懐に忍ばせ賭けに挑む。最後の数枚で食べれなくなっ
た時、外で風に当たりに行くふりをして切り札の薬草を舐めるが、
…障子を開けた皆が目にしたのは、清さんの着物を着た蕎麦の
塊だった。その薬草は、食物ではなく人間を溶かす薬だったという
オチ。

 落語を聞き終わってのギャル曽根の感想はというと…、
 「やー、おいしそーですねー、お蕎麦食べたくなっちゃいました。」

 「でもわたしだったら200枚は食べれますけどね。」

 ………、50枚のために命落としちゃった清さんの立場無いでしょ。
 っていうか、この落語の作者は50枚くらいが、リアルだろうと思って
 数を設定したんだろうけど、リアルって安直な想像を遥かに上回る
 ものなんですね。

ミカエラは変? [雑感]

「日常英会話」で検索してたら、たまたま出くわした。

http://www.youtube.com/user/Ciaela?feature=watch

いーなー、なんかすごく自由を感じる、観てて楽しいビデオブログ。
ちょっとハマってます。

2012年は変? [雑感]

 2012年は世界の終末、あるいは人類の精神的進化の年
などとも噂された。その根拠にされたのが、マヤやアステカ
の暦の大周期が今年で終わるというものだ。

 でもそれって、ただ元に戻るというだけで「終り」じゃないじ
ゃん。日本でいうならこれは「還暦」を迎えたのと同じこと。

 人類は還暦を迎えた。そう考えると確かに人類は地球圏で
は円熟の時を迎えていると思える一方、「老い」にも直面して
いる気がする。
 先進国の高齢化という直接的な「老い」の他、民主主義政
治や資本主義経済の閉塞感は、まさに「老い」に相当する。

 「終末」ではないにしろ、人類はいつまでも若いという幻想
を捨て、「老後」の生活をすべきなのかも知れない。

 石油やウランのようなハイカロリーな食物の摂取はひかえ、
時間をゆったりとって無理な活動は減らすべきなのではない
だろーか。

雑誌ニュートンは変? [雑感]

 ニュートリノが光速を超えているという観測を受けて、
ニュートン12月号のメインテーマは光速。久しぶりに
買ってみたら…、「仏教の聖地五台山」、「天を映す
鏡ウユニ塩原」…、一体いつからニュートンはトンデモ
系雑誌のムーみたいになったんだ?科学雑誌じゃな
いじゃん。

 もともと、ニュートンはカラフルな写真や図解で購買
意欲をさそう雑誌だが、肝心の部分、本当に知りたい
部分の説明が曖昧に終わってしまって毎度毎度、失
望させられる。
   
          もう買うのやーめた!
 

はやぶさは変? [雑感]

 今日たまたま通勤のカーラジオで、「はやぶさ」の講演を
聴いた。立て続けに起こるアクシデントへの対処の中で
もあきれる程の執念を感じたものがある。
 姿勢を立て直さなければいけないのに4基のイオンエン
ジンをはじめ姿勢制御に使える可能性のあるもの全てが
故障し、万策尽きた時、なんと姿勢の立て直しの力として
太陽風を使うことを思いつき成功したというのだ。
 古典的なSF作品には太陽風を帆に受けて進む宇宙ヨ
ットなんてものもあったが、さすがに現実的なスピードは
得られないにせよ、小さな探査衛星をゆっくり回転させる
くらいの力は十分あったのだろう。
 それにしても諦めないスタッフだと感心する。

 しかしそもそもいくつもみまわれたアクシデントの最初の
ものが、予想外に発生した太陽の巨大フレアによってソー
ラーパネルがダメージを受けて起きた電力不足だったこ
とを考えると、太陽が敵にも味方にもなったという皮肉、も
しくは最後に太陽に借りを返してもらったかたちになったと
いうのも面白い。


続・スティーブ・ジョブズは変? [雑感]

 スティーブ・ジョブズ。彼が英雄の様にもてはやされることに
違和感を禁じ得ない。どこがそんなに素晴らしいのかを私は
知らない。
  MACのファンが、ビル・ゲイツがジョブズからアイディアを
盗んで大成功したのだと主張してきたマウスというマンマシン
インターフェイス。これは確かに優れたものだったが、実のとこ
ろ真の発案者はジョブズではなかったし、ウィンドウやアイコン
のデザインもMACよりWINDOWSの方がダサいとはいえ、万
人に判りやすいという点では、MACよりはるかに優れている。
 デザイン性を重んじたジョブズより、実用性をとったビルの方
が正しい。パソコンは「道具」なのだから。だからWINDOWS
が世界を制したのだ。

 また、新製品の発表のスタイルも私は好きではない。まるで
封切映画の俳優の舞台挨拶か、はたまたファッションショーの
ようだ。発表するのは家電だよ。勘違いしてないか?

 そしてiPod。いつでもどこでも音楽が聴ける。それは本当に
すばらしい事か?どいつもこいつも、歩きながら、自転車を運
転しながら、イヤホンをしている。危険だし、シャカシャカ音は
うるさいし。彼らは本当に音楽を味わい楽しんでいるだろうか?
良い音楽は時間をうめるためのものではない。
 いつでもどこでもというユビキタス志向は、そのものの本質
的な価値を失わせるように思う。そういった事に思い至らない
ジョブズが仏教に傾倒し、禅まで実践していたとはお笑い草
だとしか思えない。

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