2013錯視は変?:世界は変だ:So-net blog
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2013錯視は変? [科学]

 錯視、つまり目の錯覚はもちろん目ではなく脳がミスを犯すこと。
しかしそれは脳を軽蔑する事ではなく、むしろ尊敬すべき仕組みに
よる当然のそしてほんの些細な副産物に過ぎないという事を先日
知った。

 人間が得る情報の大半は視覚によっている。認識しなければい
けない世界は立体、つまり三次元であるのに対し、視覚から得ら
れるのは二次元の画像データでしかない。

 中学校の方程式の初歩で習ったはずだ。未知数がn個なら、解
を求める為には、式もn個なくてはならないと。
 それは数学の世界に限らず現実世界でも正しい。
 ザックリ言えば、二次元情報からは三次元を完璧には認識でき
ないはずなのだ。しかし私たちは生きている。動き回らなければな
らない。ロボットのように正確な解が出るまでは動けないというの
ではすぐに死んでしまう。
 そこで脳はなんと、計算から予想されうる解のうち、可能性が高
いと考えられるものを、私の表層意識に相談することなく勝手に採
用し、視覚情報として提供してくれるのだ。
 その思い切りの良さこそが、ロボットにはまねのできない事だし、
またロボットを我々の道具として使っている元時点では、そんな勝
手な判断をされては困るのだが。なにせ機械はミスらないというの
を前提に使用しているのだから。

 

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