肉食は変?:世界は変だ:So-net blog
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肉食は変? [技術]

 先日テレビで赤牛が紹介されているのを観た。肉牛だ。
素晴らしい牛だという印象をうけた。健康的な体格なの
もそうだが、なによりその目が知性を感じさせるような
愛らしいものであった為だ。直後のシーンで厚切りのス
テーキ肉を手にした酪農家が誇らしげに笑みを浮かべて
いるのを見てふと思った。手塩にかけて育てた愛らしい
牛を食肉にするためにト殺(または引き渡す)するのだか
ら本人が気づいていないだけで、酪農家というのは心の
底に深い傷を負っているかも知れないと。

 しかし、牛のiPS細胞を使ったらどうだろうか?肉だ
けを造りだすのはそう難しいことではないだろう。

iPSで作った肉は、生体ではあっても個体ではない。
それを食しても殺生にはあたらない。培養したキノコを
食べるのとなんら変わりは無いはず。

 殺生ではなくなるなら、宗教上の信条で食肉を拒んで
いたベジタリアンは肉を食べるようになるだろうか?

 おまけに無菌的に作れるから牛の肝臓だけを造り出せ
ば今やご法度のレバ刺しも復活させられる。

 肝臓と言えば、ガチョウにむりやり餌を飲み込ませて
脂肪肝にしてつくるフォアグラは、動物虐待としてフラ
ンス以外のユーロ圏では違法行為とされているとのこと。
これもiPSを使えば…。

 動物虐待と言えば、絶滅危惧という点からも日本が非
難を受ける捕鯨が思い浮かぶが、これもiPSで…。

 絶滅を危惧することもなく、動物虐待の誹りを受ける
こともない。iPSの恩恵は、病気の研究よりも食文化や
経済の方が容易に享受できるかも知れない。

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