「マクモニーグルが語るリモート・ヴューイングの世界」は変? [精神世界・自己制御]
ジョン=マクモニーグル。それまで、やらせ番組の片棒をかつがされてた
外人さんというくらいにしか思っていなかったが、「心の科学」という本に触発
されて、彼に興味が湧き、「マクモニーグルが語るリモート・ヴューイングの世
界」という本を買った。
が、この本はいただけない。内容よりなにより書名に難有りだ。マクモニーグ
ルが語るといいながらその実、著者植田睦子の自叙伝&体験談と言っていい。
マクモニーグルの言葉は、本の所々にちりばめ、最後の方にすこしまとめて掲
載してるという程度だ。これでは、本を売るため彼の名前を借りたと思われても
仕方がない。書名は素直に「私とリモート・ヴューイングとマクモニーグル」とい
うぐらいにしておくべきだったろう。
また内容だが、著者が代表を勤める会社アクアヴィジョン・アカデミーは、本
書の舞台ともいえるリモート・ヴューイングのメッカ、モンロー研究所へのツアー
を企画しているので、その宣伝本という受け取られ方もされかねない。
それらの邪推はさておき、この本で判った事は、リモート・ヴューイングは実際
にあると考え、活用している人達が確かにいるという事だ。
また、マクモニーグルはリモート・ヴューイングをとおして、とても素晴らしい人
格者になったことがうかがえる。が、面白いことに(逆に面白くないともいえるが)、
超常的な能力を手に入れたにもかかわらず彼の理念は、我々が親や先祖から
教えられてきた道徳規範と何ら変わらない。「超」ではなくチョーフツー。全く新し
くない。古いのだ。禅のお坊さんは悟りを啓いてもその日常は全く変わらないと
聞いたことがあるが、そういうものなのだろうか。
しかし、本書に書かれている宇宙のマトリックスとやらに本当にアクセスできる
なら、もっと想像だにできない変革がその人に起こるはずだと思うのだが、そうな
らないところにリモート・ヴューイングに対する私の懐疑心が残る。
外人さんというくらいにしか思っていなかったが、「心の科学」という本に触発
されて、彼に興味が湧き、「マクモニーグルが語るリモート・ヴューイングの世
界」という本を買った。
が、この本はいただけない。内容よりなにより書名に難有りだ。マクモニーグ
ルが語るといいながらその実、著者植田睦子の自叙伝&体験談と言っていい。
マクモニーグルの言葉は、本の所々にちりばめ、最後の方にすこしまとめて掲
載してるという程度だ。これでは、本を売るため彼の名前を借りたと思われても
仕方がない。書名は素直に「私とリモート・ヴューイングとマクモニーグル」とい
うぐらいにしておくべきだったろう。
また内容だが、著者が代表を勤める会社アクアヴィジョン・アカデミーは、本
書の舞台ともいえるリモート・ヴューイングのメッカ、モンロー研究所へのツアー
を企画しているので、その宣伝本という受け取られ方もされかねない。
それらの邪推はさておき、この本で判った事は、リモート・ヴューイングは実際
にあると考え、活用している人達が確かにいるという事だ。
また、マクモニーグルはリモート・ヴューイングをとおして、とても素晴らしい人
格者になったことがうかがえる。が、面白いことに(逆に面白くないともいえるが)、
超常的な能力を手に入れたにもかかわらず彼の理念は、我々が親や先祖から
教えられてきた道徳規範と何ら変わらない。「超」ではなくチョーフツー。全く新し
くない。古いのだ。禅のお坊さんは悟りを啓いてもその日常は全く変わらないと
聞いたことがあるが、そういうものなのだろうか。
しかし、本書に書かれている宇宙のマトリックスとやらに本当にアクセスできる
なら、もっと想像だにできない変革がその人に起こるはずだと思うのだが、そうな
らないところにリモート・ヴューイングに対する私の懐疑心が残る。
TOUさんナイスありがとうございます。
この本は特にお勧めはしませんので。
by zanki (2008-03-22 23:06)