続・続3Dは変? [技術]
「立体Expo ’07」では色々な方式の3D映像を観たが、
どれもいまひとつリアリティーに欠ける。
たとえば、手前の人より奥の人の方が確かに奥にいる
ようには見えるのだが、どちらの人も紙人形のように薄っ
ぺらく見える。丁度「とびだす絵本」のように空間内の
位置関係は判るのだが、個々のモノがあまり立体的には
見えない。
ところがこれは大きな個人差があるとのこと。前の記事
でも書いたように、科学技術がするのは左右の目に違う画
像を見せるところまで。その先は知らない。各個人の脳が
勝手に2つの画像を材料にして本人に3Dの世界を見せて
くれているのだ。
脳がどんな事をやらかしているかはまだ解明されていな
い。だから、私の脳は、あなたの脳とは違うやり方で立体
視を実現しているのかも知れないというわけだ。
しかし技術者というのは現実主義者だから、そんな事は
おかまいなし。判らない事はほっといて、とりあえず判った
原理を製品にしようとするんだなー。
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